糖尿病予備軍(!)とブドウ糖負荷試験について | 福岡県久留米市「まるやま脳神経内科・糖尿病クリニック」

糖尿病予備軍(!)とブドウ糖負荷試験について

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糖尿病に予備軍があることをご存じですか?境界型糖尿病または耐糖能異常と呼ぶこともあります。正常と糖尿病の2つ以外に、その中間にあり、ちょうど信号で例えると真ん中の黄色信号と同じですね。通常、糖尿病のない状態(正常)から予備軍を経て糖尿病になっていきますが、厄介なことに、この糖尿病予備軍は健診や病院の採血で調べる「血糖値」と「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」だけでは分からず、見逃されてしまうのです。そこで糖尿病予備軍を積極的に診断する(見出す)検査として「ブドウ糖負荷試験」があります。空腹時血糖値がやや高め(110mg/dL程度)の方や、HbA1cがやや高め(6.0%程度)の方、または軽度肥満(BMI 25以上)がある方などで、当クリニックでは糖尿病の早期発見のため「ブドウ糖負荷試験」を行っています。既定のブドウ糖液を飲んでいただき、飲む前、30分後、60分後、120分後に、それぞれ血糖値とインスリン(ホルモン)を測定します。何事も早期発見、早期治療(介入)が大切です。詳しくは当クリニックまでおたずね下さい。